5月の鑑賞まとめ

5月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:500分

マルコムX [DVD]マルコムX [DVD]
授業準備のため20年ぶりに鑑賞。あの頃は理解できなかった点も多かったけど、今観ると感慨深い。なによりマルコムがオマハ生まれだったことに縁を感じた。私にとってもブラックパンサー党を知り、アフリカン・アメリカンデーで食文化に触れたのは白人系住民がマジョリティの中西部クリスチャン・ベルトのネブラスカだったから。映画は、全力投球でマルコムの精神的変化を演じるデンゼル・ワシンンが素晴らしい。それから、周りの雰囲気でNation of Islamの運動に参加する大衆の描き方も秀逸。
鑑賞日:05月23日 監督:スパイク・リー

フード・インク [DVD]フード・インク [DVD]
映画は、政府と食品業界の密接なつながりを暴露する。原価割れしながらも政府補助金で格安に販売される食品。ファストフード業界の興隆により均質化され大量生産される食品の数々。トウモロコシの汎用性に驚く。
鑑賞日:05月20日 監督:ロバート・ケナー

歌え!パパイヤ [DVD]歌え!パパイヤ [DVD]
久しぶりに引っ張り出して鑑賞。シンガポール映画界の売れっ子監督たちは、モダンなシンガポールの生活における小さいけれど人々が大事にしているもの、心の琴線に触れるノスタルジックなものを拾い集めてストーリーを紡ぐ技術に長けているなあといつも感心する。
鑑賞日:05月11日 監督:

再会の食卓 [DVD]再会の食卓 [DVD]
原題は《團圓》。1949年に中華人民共和国が成立し、国民党兵士として台湾に敗走した男性と中国に残された身重の妻。そして残された彼女と結婚した元共産党兵士の夫。87年から開始された帰郷団事業で台湾から上海へやって来た元夫を迎える夫婦とその家族の物語。家族より張り切って台湾からの客人をもてなす街道委員会のおばちゃんや上海の下町の様子、共同厨房などの描写が面白い。ただ、カメラワークが好みではなかったなあ。
鑑賞日:05月07日 監督:ワン・チュエンアン

鑑賞メーター

その他にシンガポール国際映画祭で『12Lotosu』(ロイストン・タン/2008)、『15: The Movie』(ロイストン・タン/2003)、『素晴らしき大世界』(ケルビン・トン/2010)、『青い館』(グレン・ゴーイ/2009)を鑑賞。映画祭で購入した『Old Places』を鑑賞したらまたメモを残すことにする。